鋼板接着工法(トンネル)
概要
鋼板接着工法は、トンネル覆工コンクリートの変形、ひび割れ、漏水といった劣化現象に対して、鋼板をトンネル覆工表面に貼付ける事によって、トンネルの耐久性向上を目的とした工法である。鋼板は、トンネルの断面にあわせて工場製作し、現地へ運搬し、トンネルにアンカーボルトを打ち込み鋼板を締付固定する。応力の伝達を均等にするため、トンネルと鋼板の隙間にエポキシ樹脂系接着剤を注入する。これにより覆工と鋼板を一体化することによってトンネルを補強できる。
特徴
- エポキシ樹脂の注入材に使用により、覆工と鋼板の接着性が良い。
- 覆工と鋼板の一体化により覆工耐力が増加する。
- 施工厚が50mm程度なので、内空断面の減少が小さい。
- 引張りひび割れの進行抑制、漏水対策も同時にできる。
施工方法
適用条件
道路トンネル、鉄道トンネル、地下鉄、等
実績
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