EC ウォール®工法 | 営業(工法) | 株式会社東海リアライズ

EC ウォール®工法

概要

ECウォール工法は、自然界に介在する粘土鉱物を主材料とする、遮水性に優れた環境にやさしい遮水壁工法です。堀削液により地盤を掘削撹拌した後、粘土鉱物(ECウォール材)を粉体のまま噴射撹拌させます。このとき粉体が掘削液を吸水し膨潤することで、排泥を発生させることがなく、環境負荷を大幅に低減できます。また、セメント等を使用しないので柔軟性を有しており、地震時などに発生する地盤の変形に対して追随機能を兼ね備え、造成壁にクラックが入らず長期安定性に富んでいます。汚染物質等を吸着する能力も有しており、汚染物質の封じ込めや産業廃棄物処分場の遮水工に非常に適しています。


壁掘削断面

特徴

環境配慮型工法
施工時の排泥が出ないうえ、使用材料は自然界に介在する粘土鉱物であるため、従来工法に比べて環境負荷を大きく低減することが可能です。
高い遮水性
透水係数は、10-7(cm/s)以下と非常に優れた遮水性能を持っています。
長期安定性
使用する材料は、粘土鉱物を主体とするため従来のセメントを使用した遮水壁よりも耐久性に優れています。
地震に対する耐久性および安定性
造成壁は粘土を主体とし変形追随性を有するため、地震時においても壁体にクラックが入らず安全性に優れています。
吸着性
粘土鉱物を用いた壁体であるため、壁体自体に汚染物質等の吸着能力を有しています。
経済性
排泥がなく、経済性に優れた工法です。

透水係数

ECウォールの室内および、現場での透水係数は10-8~10-9(cm/s)オーダーであることにより、非常に優れた遮水性能を持っています。

適用例

当工法は遮水性、長期安定性、地震時の安定性・耐久性に優れていることから、最終処分場の遮水工、汚染物質の封じ込め、調整池の遮水工等に適用できます。


調整池の遮水工

最終処分場の遮水工

汚染土壌の封じ込め