RAS-JET 工法
概要
RAS-JET工法は、大口径撹拌翼の先端から高圧硬化材を噴射することにより、他の構造体との密着改良、オーバーラップ改良を可能にした地盤改良工法です。
最大4000mmの改良体を造成でき、仕様によってはN値30程度の硬質地盤にも適応可能です。
特徴
- 大口径の改良が可能
- 大口径翼(1600と2000mm)の先端から圧力30MPa 流量300/分の高圧硬化材を噴射することにより最大4000mmの改良体を造成できます。
- 強度のばらつきの少ない密実な改良が可能
- 機械撹拌部は内軸の削孔撹拌ヘッドと外軸の撹拌翼が互いに正逆方向回転をするので、土塊が異方向にせん断されることにより、高い撹拌効率を確保できることに加え、高圧噴射併用による複合撹拌で高強度の改良体を造成できます。
- 密着改良が可能
- 近接構造物の形状に沿って付着する改良ができ、改良体相互のブラスト効果によって改良体は
密実性に富んでいます。埋設物があっても包含して改良できます。
- 経済性
- 大口径施工により施工本数を大幅に削減できるうえ、高速度施工により工期を大幅に短縮できます。従来工法と比較して安価な地盤改良が可能です。
- 広い適応性
- 削孔撹拌ヘッドは高トルクを有しており、N値30程度の礫質土および砂質土に対する改良も可能です。