
これまでの補修技術は、モルタル吹付工による増厚補修を基本構造としていましたが、のリフレッシュ工法樹脂吹付タイプはひび割れで損なわれた遮水機能、風化防止機能を樹脂吹付による被覆で補います。
新しいのリフレッシュ工法は、老朽化した既設吹付モルタルの補修目的に応じた多彩な対応が可能となりました。
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特徴
樹脂吹付タイプが加えられたことで・・・
1.クラックの閉塞など軽微な補修を短期間に行えます。
2.機械設備が小さく、工事に必要な作業ヤード・仮設備が縮小できます。
3.モルタル吹付で生じる骨材の跳ね返りがなく供用道路の安全性を損ないません。
4.補修工事による交通渋滞を緩和します。
5.モルタルの母材劣化に対しては従来のモルタル吹付による増厚タイプで補修できます。
標準選定フロー

- 劣化症状の軽微なもの、あるいは部分的なものは「NO」に含む。
- 風化の評価判定目安である。
【空隙+土砂化】の厚さが7㎝を超えるか否か。
土砂化の数値の目安:貫入式土壌硬度計測方法による場合は土壌硬度25㎜以下。 - 風化の評価判定目安である。
【空隙+土砂化】の厚さが25㎝を超えるか否か。
空隙+土砂化の厚さが50㎝以上の場合は、鉄筋挿入工など抑止工の併用を検討する。 - 標準長さを600㎜とし、検討の結果1,000㎜としても良い。
- 標準長さを1,000㎜とする。
樹脂吹付タイプ(ELAST GUARD工法)

ひび割れで損なわれるモルタル吹付工の遮水機能と風化防止機能を、樹脂吹付により回復します。
水洗清掃した既設吹付モルタルに樹脂吹付材を吹き付けて被覆し、表面はトップコート材でコーティングします。
施工手順



樹脂吹付工

トップコート吹付工
増厚タイプ(アンカーボルト仕様+空隙充填工)

増厚補修に加えて既設吹付モルタル背面と地山との付着を改善し、のり面の剛性及び安定度を回復します。
既設吹付モルタル背面の空隙に、セメント系固化材の充填を行うことで密着性を回復させます。